本日は、お越しいただきまして誠にありがとうございます。長い間、正座していましたでしょう。呼吸をしましょう。ホっとすることは大事なことでございます。本日は、多くのことを体験させていただきました。
地球を守る、土地を守る、そして様々な土地に、空気を送り、水を通している方が、「ふとまにの里」にいらっしゃいました。そして、とても理に適っているご指導をいただきました。自然から生まれたものは、すべて自然に還る。だから落ち葉で腐葉土をつくり、すべて土地に返す。それは循環が始まり水を綺麗にする。そういうことを教えていただきました。
これは、人生と同じですね。人生は紆余曲折ありまして、明日、何が起こるかも分からない、そんな時代でございますが、何が起きてもブレない軸を置くことが大切であります。七澤賢治前代表は「実現の確信を持って生きる」と申しておりました。毎日の生活の中で、次のこと、明日のことを考えますね。皆さんもお帰りのこと、明日の会う人のことを思っていませんか。そういう時はですね。今、ここにいる。今これからこれが始まる。今に集中する。そう考えていただけますか。
七澤賢治前代表が、白川の「おみち」を始め、43年余り経ちました。そして皆さまにシステム学習として、多くの資料を残してくださいました。この書物をきちんと残すというのは、とても大事なことですね。紀元前660年2月11日に、神武天皇が即位されて、日本は今なお続いております。
皆さまが五種の伝授で全国各地からお見えいただきました。そのお一人おひとりが、核になられます。白川の「おみち」は、「水」を祀っております。そして、「水」に向かってお祓いをあげます。ご自分が体験する感覚です。「祓いに始まり祓いに終わる」という極意を、この五種をもって終わりとはせずお続けください。
【八百万の神 存在するすべての神々。第五種の神拝作法は、八百万神の作法であり、すべての神を迎える作法となります。そこに階層を作り、位相を作り、宇宙全体】とあります。先ほどの資料映像の中で、七澤前代表が申し上げたことです。「今こそ伝える」という言葉の意味が深まります。それは、皆さんの耳に残り続けます。
高濱浩先生と七澤前代表はいつも甲府で家庭祭祀をされ、はじめの頃は「大祓」は唱えずに、高濱浩先生のお声を、聞いておりました。その後、七澤前代表は、十年かけて一人で、三種をいただきました。一人の人が、第三種修習まで十年です。それだけの時間が流れて、継承者はお一人です。
前代表は、システム化した、実験祭祀学といわれるこの中で、祓い・鎮魂・言霊、それを統合して、皆さまに分かりやすくお伝えしていました。
毎日、朝拝をあげますと、素の自分の健康状態が分かります。日々のお祓いが修行だと、感じます。お祓いをあげることは自分の水が、清まることです。そして、お祓いのあげ方は、縦の広がり横の広がり、自分の口から出たお祓いが、自分の後ろから来ます。そして、自分の後ろから入ります。
高濱浩先生が、私にむかって「六種の鎮魂」の拍手をされたとき、体を先生の息吹がすり抜けました。そして、今、皆さんに体感していただきたいです。これから五種の拍手をされ、自身がその五種になります。五種の身体に、八百万の神々を迎える体になります。そうすると、様々なことが起きても、ブレない自分になっていきます。
今日はつらいな、どんよりしているなと思っても、毎日毎朝、姿勢を正してお祓いを挙げることで、今日も生きているな、大丈夫だと感じて、ここを出ます。いつも祝殿に入る時の自分よりも、出るときの自分が、輝いているのです。
年を取っても、心は若くなります。皆さんこれから毎朝、一日一歳ずつ若返っていきましょう。(笑)、私も皆さんと共に、学んでいきたいと思います。浅学非才でございますが、喜んで皆さまのお役に立てれば幸いです。
本日は、遠方よりお越しいただき、誠にありがとうございました。