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2022年9月6日の祝殿講習

リアル開催でのご修行ということで、まず祝殿で自修鎮魂法を行い、そして皆さんで祓詞を奏上して、そのあとご修行に移りました。ご修行は祝殿と、あと、着替える場所の兌館で、AグループBグループに分かれて行いました。

兌館でのご修行では、新しい試みとして、西村さんから輪読会ということを行いました。非常に素晴らしい体感があったということで、また後日皆さんにその内容をシェアされると思いますのでよろしくお願いします。

祝殿のAグループでは、金霊神のご修行と、祓戸四柱のご修行を行いました。これは毎回行っているご修行ではあるのですけれども、今回の金霊神のご修行に関しては、やり方といいますか、在り方を変えて行いました。

金霊神のご修行は、真ん中に御国体机を置いて、その上にいろいろな隕鉄とか水晶とかを置いて、そこを祓い清めるというご修行になりますが、そのご修行の前に、講師の横山さんと西村さんで話しまして、終わったあと皆さんで体感をシェアすることもご修行の中に入っているのですけれど、その体感をシェアすることが、逆にすこし皆さんのご修行の妨げになっているのではないか、そういったことがありました。

といいますのも、やはりあとで体験をシェアしようと思うと、どうしても何かいいことを言わなければいけないとか、いろいろな体感があったと思うのですけれども、シェアするときに自分の中で引っ張り出した記憶に整合性をつけて、こんな体験があった、あんな体験があった、ということになってしまいがちになるのではないかと思われたからです。

ですので、一回体感のシェアをやめることで、そこは気にせず、よりもっと祓いを、祓い清めを強めていこう、そういった意図がありました。

やはりどうしても祓戸四柱のご修行もそうですけれども、なんか自分で動こうと思って動いたり、あと潜在意識の中でこんな動きがあるんだろうなということがインプットされて、どうしてもそこで動いてしまうというところがあると思うんですよね。それをもう全部、それすらも全部祓っていって、記憶とか思考の延長線上にない、まったく違う回路というか領域があって、そこをご修行で掴むということが一番の目的だったので、そこの原点に還るということで行いました。

また、システム学習ということで、最初に答えを教えて、動きとかもこんな動きがあるんですよと動いてもらって、それを行うことによっていずれスイッチが入る、ということもあると思うのですけれども、これも良し悪しだと思うんですよね。より早く学習できるかもしれないですが、その体験がこんなものだろうだとか、自分の思考とか記憶の延長線上で納得していたら、やはり本来の言霊とか、そういった神の働きというのとは、また違うことになってしまいます。

我々も日常生活の中で、どうしても記憶とか、それを組み立てていって論理立てて、より色を付けていけば、この社会の中では、ある程度適応するというようなことはあると思うのですね。今の社会の延長線上が、そういった過去の記憶をつなぎあわせて上書きして、また発展していくということはあるのですけれども、ただやはり、本当にその文明が宇宙とか自然環境とつながったうえで成り立っているものなのかというと、それは少し、また違うと思うのです。

大祓のなかにも、天津金木というのが、やはり資本主義的なことで、天津菅麻というのは、もう純粋無垢な領域で、それはどちらかだけでも二項対立になってしまうので、両方併せ持って必要なときにスイッチを入れることができるのが、やはり新しい文明や意識進化の在り方だと思います。

特に今の時代、自分の記憶や思考とかをうまく使う人の方が評価されがちですけれども、それではなくて、本当に自然と一体化になるスイッチというのをいつでも入れられるような自在性が白川の学びの独特なところで、真の価値ではないかなというように思います。

話が少し長くなりますけれど、言霊(げんれい)使うときもそうですよね。自分が出来る範囲のことでしたら少し構文とかも書いて、本当に思考や記憶の延長線でできるのですけれども、やはり文明を作るとか、新しいことをやるとか、出来るかどうかわからないことをやるとき、やはり神の働きも、自分の範囲を超えたところに言霊(げんれい)が発動すると思うので、非常にそこは大事なことかなと思います。

わたしもこちらに関わって非常にそれを感じたのが2011年の震災のときですね。当時QES(クイントエッセンス)という機械がありまして、この惨事の中でどうしたらいいかわからない、何ができるんだろうと。テレビの画面では福島の原発とかも出ました。

そのときに小野寺さんに連絡しまして、賢治先生が書かれた宣命文という文章があって、これが、もう被害が最小限になって日本のやまと魂を奮い立たせ団結する機会になった、という構文がしっかりと書かれていて、これをQESに乗せました。

個人の力を超えた状況で、本当になんにもできないと思っていたときに、一番心強いものですし、福島原発のときも、風が内陸の方に行かなかったというのがありますよね。海側の方へ行ったので被害が最小限になったと。

もちろんこの因果関係を、あるというふうに完全にいうことはできませんけれども、この自分を超えた意志があらゆる物事と結び繋がって、外も内も変えていくしかないなというのがあって、そういったときにこそ実感できます。

本当に日常業務とかのちょっとしたことでも、自分の出来ることの限界より先のことを決めることが非常に大事なことではないかなと改めて思いました。

震災の話が出ましたので、今日も石原さんと木下さんが今仙台のほうに行きまして、それで震災のことを、圀手會の方が中心となって有志で集まって、今日の夜も圀手會の勉強会の中で交流会が行われます。

こういった機会に皆さんで鎮魂を行うといったこともそうですし、新しい時代を作るということで、我々の活動の意義がありますので、本当に言霊(げんれい)を使うというところであれば、自分の枠を超えたところに働きかけていくことを、改めて皆さんと意識してやっていきたいと思いました。

ありがとうございました。(森田)

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