1. HOME
  2. お知らせ
  3. 2022年5月19日の祝殿講習

2022年5月19日の祝殿講習

 5月19日に祝殿講習がここ里吉の地で行われまして、34名の方に出席いただきました。AとBと2つのグループに分かれまして、祝殿の中では祓戸四柱のご修行、兌館の方では写し祝詞のご修行を行いました。そして、今回会員の皆さまに、白川学館に入門された「きっかけ」ですとか、どういった取り組み方をしているかということを、お一人おひとりにお聞きする時間を設けさせていただきました。

 今年一年白川学館は、基本に帰るというようなテーマがありますけれども、会員の皆さまがどういうようなお気持ちでここに通われているか、それからご修行に取り組まれているかを共有させていただきました。

 と同時に、普段、祭祀の場合では、直会という場を設けて、お一人おひとりの今の気持ちというのを聞かせていただく機会があるわけですけれども、会員さま同士で、どういった気持ちで白川に触れているのかということをお話いただくことで、そのお話の中から気づきがたくさんあるかと思います。また、ご自分の言葉でお話しすることで、自分自身のまとめをしながら気付くということ、それからほかの方が話をされていることに対して、また自分の思いにも気付くというような、貴重な時間になったのではないかなと思います。

 白川学館の学びというのは、教えるということではなくて、各々会員の皆さまがご修行の中から自己を客観視していただいて気づく、というようなことがご修行の一つのテーマになっていると思います。

 その気づきというのは自分がきちんと客観視できていること、単にふと思い付いたというだけではなくて、神とのムスビを伴った気づきになっているかどうか、これは、いつもご自身が神代となり、そして審神者となり、一人修行という言葉もありますけれども、きちんとそれを自分で確認する作業が必要になってきます。そのためには、日々、祓いと鎮魂ということが、きっちりとできていないと、ややもするとその気づきというものが、独りよがりになってしまうという恐れもあるということだと思うんですね。

 今、この情報社会の中で、たくさんの情報があふれかえっている中で、本当にその情報が確かなものかどうか、ということも、日々のお祓い、それから鎮魂を淡々と続けることで、しっかりした結びが起きて、その情報というものが確かなものかどうかということが確認できようかと思います。

 こういう機会が毎回あるわけではないですけれども、会員の皆さま同士が、なかなかオンラインのご修行ばかりになってしまったところもあって、今、リアルのご修行も復活させていただいておりますけれども、お一人おひとりが集い集まってみんなでお祓いをあげる中から、また皆さまがお一人おひとりが気付くというような「場」を作らせていただく、そういうことに専念させていただければいいのかな、というふうに思っております。

 ありがとうございました。(山口)

お知らせ

お知らせ一覧