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2021年10月27日の
オンライン祝殿講習

 10月27日、オンライン祝殿講習がおこなわれまして、46名の方にご参加いただきました。先日来よりお話させていただいているとおり、来月からオンライン講習に加えまして、リアルでの、祝殿での直接参加ということで、ご修行が再開します。今回は、約2か月ぶりの開催でしたが、多くの方々に心待ちにしていただきまして、非常に盛況に行われました。

 来月から行われるリアルでのご修行ですが、以前は祝殿と、それから兌館(たいかん)を使ってご修行をさせていただいていました。人数は、約50名弱の方にご参加いただくのですけれども、半々に分かれまして、AグループとBグループといいますか、まず祝殿でご修行をする方々と、それから兌館のほうでご修行していただく方々と、2グループにわかれて行っておりました。

 兌館の方で、何をやっているかと申しますと、祝殿で全員でお祓いを奏上した後に、再度、もう一度兌館のほうでもお祓いを上げるご修行になっています。このご修行は何が目的かといいますと、ご自身の耳を開く、といいますか、全体のお祓いのなかで、ご自身がどういうようなお祓いをしているのか、客観視をする訓練といいますか、そういうご修行にもなっているわけですね。

 普段からボーカロイドに合わせて、ご自身の、そのお祓いを客観視し、ある意味訓練しているということもあろうかと思います。そういうなかで、その日一日の、ご自身がどういう状態にあるのか、全体がどういう状態にあるのか、ということを確認している、審神者しているという言い方もできますけれども、お祓いはそういう場にもなっているわけです。

 今回、たまたまボーカロイドが止まったということがありましたけれども、逆に止まってしまったゆえに、皆さんが、その全体の声のなかで、ご自身の声というものを、きちんと確認しながら、よく耳で開きながら、お祓いをされたのではないかと思います。それはやはり毎日毎日ボーカロイドを使って訓練しているからこそ、ということも言えるのではないしょうか、そういう確認の場という意味では、非常に良かったのではないかなという気もしております。

 話はもとに戻りますが、兌館のほうで行うご修行というのは、たとえばお祓いが時々不協和音みたいなことになっても、そこで自分は大きな声を出して、自分が正しいんだと主張するのではなくて、あえて逆に声を落として、そのなかでご自身が、どういう声であげているのか、それから周りの音はどうなっているのかというようなことを確認する、そういうご修行にもなっているのですね。これは、ゆくゆくは一人修行といわれる、これはおみち学習システムにも出ておりますけれども、ご自身で神代になりご自身で審神者するという、そういう一人修行の場になっていきます。

 その前段階として、お祓いというものが、「白川は祓いに始まり祓いに終わる」といわれていますけれども、このお祓いのなかから、しっかりと自分を審神者していくというような、そういうことにもなっていますので、ぜひ、この兌館でのお祓いというのも、真面目に取り組んでいただければな、というふうに思います。

 ありがとうございました。

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