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2024年6月15日の祝殿講習
七澤久子代表理事の講話

本日は祝殿にお越しいただきまして、誠にありがとうございます。

七澤前代表と私は、奈良毅(ならつよし)先生のお住まいでいらしたところに、七澤前代表と住まわせていただきました。まだ私が“おみち”を存じ上げない時分に、その時も今と同じように七澤前代表が「鎮魂しましょう」ということで始まりました。その時は、鎮魂石に向かって共に鎮魂いたしました。

それから時は流れ、この祝殿ができまして、皆さまとともに鎮魂をし、今日があります。七澤前代表の『はふりめく~其の三』のはしがきに、「人生に同じ一日は決してない。」と記してございました。そして、「鎮魂組曲コンサート」の、金大偉(きんたいい)先生の演奏会のお話から始まっています。世界中が、今、色んな意味で『鎮魂』ということを、始めています。

古来、日本ではずっと鎮魂し、多くの御魂を鎮める、そして御霊だけではなくて、その土地を鎮める、そういうことが鎮魂として長く伝承されてまいりました。皆さま、先ほど、鎮魂石に向かって鎮魂されていかがでしたでしょうか。

2021年の8月29日に、七澤前代表は他界いたしました。その年の8月9日まで、「はふりめく」の内容を、皆さんの前でお話しておりました。8月13日のお話です。「静止エネルギーを使って世界を平和にする」「祓いも鎮魂も言霊も、すべて最小限のエネルギーで、最大の効果を発揮することが方法であると分かるのではないか。それを高らかに、祝殿のオンラインから発信していくことが、この時代の我々の役割ではないか」「今日から、それをみんなとやっていこうと宣言する」「一緒にともに歩みましょう」「人類というものが、そういう所に生まれてきたということを確信して、共に生きる」「本当に、猛々しくない祓い、落ち着いた鎮魂、宇宙創造のエネルギーとしての言霊(げんれい)を確認して、生きることを共によろこびとしていこう」「自分の生きる道をそこに、しっかりとおいてね。」と繰り返し申しておりました。

今、皆さまと共に、この6月15日の、ご修行する前の鎮魂の時に、演繹帰納の話になりますが、自分の心が大きくなったり小さくなったりする、それは自分の呼吸と呼応していると思います。居住まいを正して、自分が静謐な空間で息を吸って、そして吐く。その息を吸って吐くことの呼応が、鎮魂石と共に同時共時に起こるというか。まさにこれが、七澤前代表が、生前、皆さんにお伝えしなくてはと申していた『静止エネルギー』ではないかな、と思います。

三木成夫(みきしげお)先生の、『憶(おく)』、ゼロポイントフィールド。「快でもない、不快でもない、暑くもない、寒くもないという、この憶を感ずることが、生き方の一つだよ」ということを、七澤前代表は申しておりました。先程の、息を吸って、そしてまた吐くという、一つの呼応の中に、憶、ゼロポイントフィールドに戻れると思うわけですね。それは目で見える鎮魂石、鎮魂そのものが、自分と一体になったり、離れたり。

この技は、今日一日、感じたことがたちまち消えるのですね。毎回、鎮魂する度に、自分の心が、反映しますね。自宅の八畳間でご修行する際に、高濱浩先生は、「奥さまね、この八畳でご修行した内容、それは表裏一体で、襖を開けて、外の社会へ行くと、その現実の社会と、ご修行したその社会が、全く表裏一体ですね。同時共時なのですよ、それを感じるのですよ」と後におっしゃってくれました。自分の今の心持ちが、ご修行のうちに現れます。今日はお清めを皆さんに初めてしていただきます。私は子供を授かった時、次女の七澤真樹子の時です。「ご修行」から「お清め」という形で行わせていただきました。先生のお祓いを、お清めで聞くのですね。そうすると、羊水の中、胎盤を通して、七澤真樹子が聞いているわけです。お清めの凄さ、高濱先生からいただいたあの声は、毎回、一期一会です。高濱先生がいらっしゃる度に気血が巡って、「ああ、ありがたいな」というふうに思うわけです。

動くご修行は、すごく大事ですが、動くご修行がいいわけではないです。静止エネルギーのご修行、静かに、きちんと自分の身を正して、この指の先に、きちんと神を迎える、ここに静かに佇む。それだけ心がきちんと整っていると、体の中に、この先から力が出るのですよね。それにはまずお清めを体験することだと思います。清まった静かなお清めをきちんと受ける、それで自分の気血が巡ります。お清めを受けることで、気血が巡るのですよね。鎮魂して、きちんと自分が呼応して、静止エネルギーを自分に迎えて、居住まいを正して、静かにしているだけで、清まりますね。

お清めは、他者から清めてもらいます。その声を拝聴すると、自分の体の水が回ります。そして自分が清まります。とてもお清めは、大切だと思います。修行も大変に大事ですが、高濱浩先生は、「奥さま、ご修行だけではなくて、祓いに始まり祓いに終わる。だから、まず祓いをきちんとしましょう」ということを毎回言われました。ご修行はありがたいですが、祓いは大事です。その祓いの前に、お清めは大切です。

ということで、本日からお清めをされて、また同時共時にぜひ清まってください。心と体に静止エネルギー、そして愛を迎えて、自分がお清めをして、ご修行をする。そうしたら今日のご修行は、更なる深まりと、高みを目指した自分を、感ずることでしょう。暑い陽気なので、途中に喉乾いたら、是非お水飲みながらご修行を進めてください。

今日はお越しいただいて、誠にありがとうございます。

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